概要
- 延べ面積 :96.88㎡(29.30坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):11.83m
- 奥行(縦):5.46m
プランポイント
29.30坪。30坪を切る大きさで3LDKをつくると、たいていどこかが窮屈になります。このプランは主寝室を1階に下ろし、2階を子ども部屋だけにすることで、そのしわ寄せを避けました。間口11.83m、奥行5.46mの横長のかたちです。
ポイント①|奥行5.46mの、横に長い建物にする
1階は11.83m×5.46m。奥行が3間しかない、細長い箱です。
奥行が浅いということは、どの部屋も外壁に接するということでもあります。北にも南にも窓が取れるので、真ん中が暗くなる心配がありません。
30坪未満で3LDKを組むとき、正方形に近づけるより、こうして薄く広げたほうが明るさは確保しやすくなります。
ポイント②|LDK17.5帖を、建物の中央に置く
玄関は東端。入って西へ進むと、建物の中ほどにLDK17.5帖があります。
LDKを端ではなく中央に置くと、どの部屋へ行くにもここを通ることになります。家族が自然と顔を合わせる並びですね。
キッチンは北側。カウンターの向きが南を向いているので、LDK全体が見渡せます。
ポイント③|階段をリビングの中に通す
階段はLDKのなかにあります。2階へ上がるには、必ずここを通ります。
いわゆるリビングスルー階段です。お子さんが帰ってきて、そのまま部屋へ直行する、ということが起きません。
面積の面でも効いています。階段のためだけのホールを持たないぶん、その面積がLDKの17.5帖に含まれています。
ポイント④|シューズクロークから、キッチンへ抜ける
玄関脇のシューズクローク2.0帖は、そのままLDK側へ抜けられます。
買い物から帰って、重い荷物を持ったまま玄関からぐるっと回る必要がありません。靴を脱いだところからキッチンまでが最短です。
朝のごみ出しにも同じ道が使えます。使う回数の多い動きから順に短くしていくと、家事の負担は目に見えて減ります。
ポイント⑤|主寝室6.9帖を、1階に置く
1階の西端に主寝室6.9帖、その東にWIC1.9帖があります。
将来、階段の上り下りがつらくなる日は必ず来ます。そのとき2階に寝室があると、家の半分が使えなくなってしまう。最初から1階に寝室を置いておけば、その心配がありません。
いまは夫婦の寝室として、将来は生活の中心として。同じ部屋の役割が、時間とともに変わっていく想定ですね。
ポイント⑥|2階は洋室5.3帖が2つと、納戸3.0帖
2階は西寄りに載っていて、洋室5.3帖がふたつ、納戸3.0帖、トイレという構成です。
主寝室が1階にあるので、2階は子ども部屋の階です。お子さんが独立したあとは、2階をまるごと使わない日が来ても困りません。
納戸3.0帖があるので、季節物はこちらへ。1階の収納を圧迫せずに済みます。
検討するなら、ここは確認を
- 必要な敷地の間口:建物が11.83mあります。両側の空きと駐車スペースを足すと、間口の広い敷地が必要です。土地から探すなら、この数字が条件になります。
- リビング階段と冷暖房:階段がLDKに開いているので、暖めた空気は2階へ流れます。上り口に建具を1枚入れられるか、図面の段階で聞いてみてください。
- 1階主寝室の音:寝室がLDKと同じ階にあります。就寝時間の違うご家族がいるなら、あいだの壁の仕様を確認しておきたいところ。
- 洋室5.3帖の収納:納戸が2階にあるとはいえ、各室の収納は控えめです。お子さんの荷物が増える時期を見込んで、置き場を先に決めておきましょう。
- 奥行5.46mの外観:横に長く、奥行の浅い建物です。正面から見たときの見え方は、屋根の形でかなり変わります。立面図でも確認を。
こんなご家族に向いています
- 30坪未満で3LDKを希望される方
- 将来1階だけで暮らせる家を望む方
- 間口の広い敷地をお持ちの方
- 帰宅後の動線を短くしたい方
- お子さんが2人までのご家庭
まとめ|寝室を下ろすと、坪数が要らなくなる
小さい家をつくるとき、最初に考えるのは削ることではなく、置き場所を変えることです。
主寝室を1階に下ろすと、2階は子ども部屋だけで済みます。2階が小さくなれば、屋根も外壁も減って、坪数も費用も下がります。しかも将来の使い勝手は上がる。
30坪を切りたいとき、まず「寝室は本当に2階でないといけないか」を疑ってみてください。ここが動くと、ほかも動き出しますー。
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こんな“間取り迷子”さん、ぜひご相談ください
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複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。
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