

概要
- 延べ面積 :104.34㎡(31.56坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :北入り
- 間口(幅):10.01m
- 奥行(縦):8.19m
- 収納率 :27.82%
プランポイント
シンクとコンロを2列に分けて並べる「二の字キッチン」。Ⅱ型とも呼ばれる形で、ここ数年ぐっと相談が増えている配置です。この間取りはそれを20帖のLDKに組み込んで、さらに小屋裏収納まで足して収納率27.82%を確保しています。数字だけ見ても、かなり贅沢なプランです。
ポイント①|二の字キッチンは、振り向くだけで作業が終わる
キッチンはLDKの西側。2本のカウンターが平行に並んでいます。片方にシンク、もう片方にコンロという配置です。
一般的な対面キッチンだと、シンクからコンロまで横に移動します。二の字は前後に分かれているので、振り向くだけ。移動距離が短くなるぶん、調理中の無駄な動きが減ります。
もうひとつの良さは、2人で立てることですね。片方が洗い物、片方が炒め物、と並行して作業しても互いの動線がぶつかりません。ご夫婦で料理をされる方や、お子さんと一緒に作りたい方には効いてくる形かなと思います。
作業台の面積が単純に2倍になるので、そのまま収納量も増えます。
ポイント②|小屋裏収納を3か所。収納率27.82%という余裕
2階の北側に大きな小屋裏、さらに南西と南東にも小屋裏があります。この3か所が、収納率27.82%という数字を作っています。
一般的な目安が12〜15%と言われるなかで、ほぼ倍です。しかも小屋裏は天井の低い余った空間を使うので、居室を削らずに収納を増やせます。使い勝手のいい床面積は減らさずに、置き場所だけが増えるという形ですね。
季節家電、キャンプ道具、雛人形、来客用の布団。「使わないけど捨てられないもの」の行き先が最初から確保されているのは、住み始めてからかなり効いてきます。
ポイント③|20帖のLDKと、南のウッドデッキ
LDKは20帖。南面にウッドデッキが続いています。
キッチンを西の壁側に寄せているので、LDKの中央から南にかけてが大きく空きます。ダイニングテーブルとソファを置いてもまだ余裕がある広さですね。
掃き出し窓の先がデッキなので、視線がそこで止まらずに外まで抜けます。20帖という帖数以上に広く感じられる作りです。
ポイント④|1階に主寝室とWIC。将来は1階だけで暮らせる
南東に主寝室6帖、その北隣にウォークインクローゼット2帖があります。
1階に寝室・水回り・LDKがすべて揃っているので、2階へ上がらなくても生活が完結します。お子さんが独立したあと、あるいは階段がつらくなったときに、そのまま平屋のように使える形ですね。
2階は洋室7帖と8帖。どちらも一般的な子ども部屋より広めなので、将来は書斎や趣味の部屋にも転用できます。
ポイント⑤|北入り玄関から、まっすぐ水回りへ
玄関は北側。入ってホールに出ると、西側に洗面所、脱衣室2.5帖、浴室2帖、トイレが並んでいます。
LDKを通らずに洗面所へ行けるので、帰宅してすぐ手を洗えます。洗面と脱衣が分かれているので、来客時も脱衣室の中を見られません。
キッチンのすぐ横にパントリー1帖と冷蔵庫があり、玄関からの動線上に乗っています。買い物帰りにリビングを横切らずに済む配置です。
検討するなら、ここは確認を
- 二の字キッチンの通路幅:2列のあいだは90cm前後を確保したいところです。狭いと振り向きにくく、広すぎると往復が増えます。使う方の身長や、2人で立つかどうかで最適値が変わるので、ショールームで実際に立って確かめることをおすすめします。
- 振り向き動作で床が汚れやすい:シンクからコンロへ濡れた手や食材を運ぶので、あいだの床は汚れます。掃除しやすい床材にしておくと後がラクです。
- 小屋裏収納の使い勝手:天井高1.4m以下という制約があるので、立って歩けません。上り下りの方法(固定階段か、はしごか)で使用頻度が大きく変わります。重いものを上げるのは大変なので、何を入れるか先に決めておきたいところ。
- 吹抜けの音と空調:2階の廊下が吹抜けに面しているので、1階の音は上に届きます。断熱性能とセットで検討を。
- 1階に主寝室がある間取りの音:LDKと主寝室が隣り合っているので、生活時間がずれるご家族だと音が気になる可能性があります。間の壁の仕様は確認しておきたいですね。
こんなご家族に向いています
- ご夫婦や親子で一緒に料理をされる方
- キッチンの作業効率を上げたい方
- モノが多く、収納量をとにかく確保したい方
- 年齢を重ねても住み続けられる家にしたい方
- 31坪台で20帖のLDKを実現したい方
まとめ|キッチンの形は、料理する人数で決まる
対面か、壁付けか、アイランドか。キッチンの形はデザインの話にされがちですが、実際に効いてくるのは「何人で立つか」だったりします。
1人で完結するなら、コンパクトにまとまるⅠ型やL型が効率的です。2人以上で立つなら、二の字のように作業面が分かれている形のほうがぶつかりません。
ご家庭で誰がどう料理するかを一度整理してみると、選ぶべき形は自然と絞られてきます。見た目から入る前に、そこから考えてみるのがおすすめですー。
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