広大なプライベートガーデンを囲いすべての部屋へ光を L型形状のすゝめプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :107.65㎡(32.56坪)
  • 部屋数  : 3LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):9.1m
  • 奥行(縦):12.285m

プランポイント

庭を広く取りたい。でも道路や隣家からの視線は避けたい。この2つを同時に満たそうとすると、たいていは塀や植栽の話になります。この32.56坪のプランが選んだのは、建物の形そのものを曲げることでした。L型に折れた建物が、南西の庭を抱え込んでいます。

ポイント①|建物をL型に折って、庭を囲う

間口9.1m、奥行12.285m。北側は幅いっぱいに使い、南側は東半分だけを伸ばしています。

この形にすると、南西に大きな空白が生まれます。北を建物、東を建物に囲まれた庭です。残る2方向は敷地の外周ですから、そこだけ手当てすればプライベートな庭になります。

四方を塀で囲むのと、二方向だけで済むのとでは、外構の費用がまるで違ってきます。形で解いた結果ですね。

ポイント②|LDK17.0帖を、庭に沿って細長く

南へ伸びた部分が、そのままLDK17.0帖です。

西側の壁全面が庭に向いています。キッチンに立っても、ダイニングに座っても、ソファからも、視線の先に同じ庭がある配置です。

囲われているのでカーテンを開けたままにできます。17.0帖という数字は控えめですが、庭とつながって見えるぶん、体感の広さは数字以上になります。

ポイント③|主寝室6.0帖を1階に置く

北西の角に主寝室6.0帖、その北にWIC3.0帖。

寝室が1階にあると、階段を使わずに1日を終えられます。将来のことを考える方にとっては、ここが決め手になることも多いところです。

2階には洋室6.0帖が2つ。子どもが独立したあとは、1階だけで生活が完結する形になります。

ポイント④|玄関から水回りまでを、北側に一列

玄関は北の中央。シューズクローク1.0帖が西隣にあります。

東へ進むと、トイレ、洗面所、脱衣室2.0帖、浴室2.0帖が一列に並びます。北側にまとめたことで、南側は居室と庭に使えています。

パントリー1.0帖もこの列の南端にあるので、買い物のあと玄関から数歩で荷物を下ろせます。

ポイント⑤|LDKの入口に、ヌック3.0帖

階段のそば、LDKへ入る手前に3.0帖のヌックがあります。

ヌックとは、こもれる小さな居場所のこと。リビングほど開かれておらず、個室ほど閉じていない中間の場所です。

本を読む、宿題をする、来客と少し話す。用途を決めていないぶん、家族の年齢に応じて役目が変わります。庭に面しているので、明るさも確保されています。

ポイント⑥|2階は寝るための階にする

2階は洋室6.0帖が2つと、トイレ、階段だけ。廊下も最小限です。

主寝室が1階にあるので、2階は子どもたちの領域になります。生活の中心が1階に集まっているぶん、2階は静かです。

洋室6.0帖はどちらも収納つき。机とベッドを置いても余裕がある広さなので、成長しても手狭になりにくい配分ですね。

検討するなら、ここは確認を

  • 庭の水はけ:建物に二方向を囲まれた場所は、雨水も落ち葉もたまります。落ち葉が溜まって排水口が塞がったとき、水がどこへ行くか。ここを設計段階で聞いておきたいところ。
  • 屋根の形:L型なので、屋根に谷ができます。谷になる部分は雨漏りの起点になりやすい箇所です。納まりの仕様を確認しておきたいところ。
  • 必要な敷地:建物だけで9.1m×12.285m、加えて南西の庭と駐車スペースが要ります。L型は同じ坪数でも敷地を多く使う形なので、候補地に収まるかを配置図で確認を。
  • 1階が広いぶんの費用:1階の面積が大きく、2階が小さい形です。基礎と屋根の面積が増えるので、総二階にした場合との差額を、見積もりの段階で出してもらうと判断しやすくなります。
  • 主寝室の日当たり:北西の角なので、南からの光は入りません。寝室は暗くていいという考え方もありますが、朝の目覚めを重視されるなら、東側に窓を足せるか相談してみてください。

こんなご家族に向いています

  • 庭で過ごす時間を大切にしたい方
  • 外構の費用を抑えたい方
  • カーテンを開けたまま暮らしたい方
  • 将来1階だけで生活したい方
  • 敷地に余裕のある土地をお持ちの方

まとめ|囲うのは、塀でなくてもいい

視線を遮る方法を聞かれると、フェンスや植栽が最初に出てきます。どちらも有効ですが、費用は建物とは別にかかります。

一方、建物を折り曲げるのに追加の費用はかかりません。同じ坪数を、違う並べ方にするだけです。

ご自身の敷地で、いちばん人目が気になるのはどの方向でしょうか。その方向に建物を置けないか。そこから考えると、外構の予算が変わってきますー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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