
概要
- 延べ面積 :89.85㎡(27.18坪)
- 部屋数 :3LDK
- 玄関 :南入り
- 間口(幅):11.375m
- 奥行(縦):9.1m
- 収納率 :10.83%
プランポイント
キッチンの背後に廊下があり、そこを進むとランドリー、ファミリークローク、そして主寝室にたどり着く。LDKを通らずに、キッチンから寝室まで行ける道です。この27.18坪の平屋には、そういう「隠れ通路」が仕込まれています。派手な仕掛けではありませんが、住んでみると毎日使うことになる道ですね。
ポイント①|キッチンの裏に、東西に抜ける廊下を通す
キッチンは家の中央、LDKの北寄りに配置されています。その背後、建物の北側に東西の廊下が通っています。
この廊下が、東の玄関ホールと、西の主寝室をつないでいます。途中に脱衣兼ランドリー3帖とファミリークローク3帖。
つまりキッチンに立っている人は、振り返って廊下に出れば、洗濯機にも、衣類にも、寝室にも、玄関にも行ける。LDKのソファの前を横切る必要がありません。
ポイント②|主寝室からキッチンまで、着替えずに行ける
朝起きて、寝室を出て、ファミリークロークで着替えて、ランドリーで顔を洗って、そのままキッチンへ。この流れが一本の道でつながっています。
逆に夜は、キッチンの片付けを終えて、洗濯機を回して、寝室へ。家族がリビングでくつろいでいても、その前を通りません。
寝室とキッチン。家の中でいちばん離れた場所に置かれがちな2つを、裏道で直結させる。この発想がこのプランの核ですね。
ポイント③|脱衣兼ランドリー3帖とファミリークローク3帖を、隣り合わせに
北側の中央に、脱衣兼ランドリー3帖とファミリークローク3帖が並んでいます。
洗濯機はランドリー側。室内干しのバーもここにあります。乾いたら、隣のクロークへ数歩。洗う・干す・しまうが、壁一枚を挟んだ2部屋で完結します。
そして両方とも廊下に面しているので、通り抜けができます。行き止まりの収納は物置になりますが、通路を兼ねた収納は自然と整理されるんですよね。
ポイント④|LDK19.1帖を、南に大きく取る
LDKは19.1帖。家の中央から南にかけてを占めています。
キッチンは北寄り。そこから南へ、ダイニング、リビングと下りていく配置です。南面の窓の外には、玄関前まで続くタイルのテラスがあります。
27坪台の平屋で19.1帖というのは、かなりの配分です。個室を4.5帖・4.5帖・7.7帖と絞ったぶんが、ここに返ってきています。
ポイント⑤|主寝室7.7帖を、西の端に
北西の角に主寝室7.7帖。27坪の家としては、ゆったりした広さです。
玄関からもっとも遠く、LDKからも壁を隔てた位置。生活音と来客の気配から離れられます。そして東隣がファミリークロークなので、朝の身支度もスムーズです。
主寝室にこれだけの面積を割けているのは、子ども部屋を4.5帖ずつに抑えたからですね。衣類をファミリークロークに出す前提なら、この広さで足ります。
ポイント⑥|玄関を南東に置いて、二方向に分ける
玄関は南東。シューズクローク1.5帖とホールを経て、西へ行けばLDK、北へ折れれば廊下を通って水回りへ。
帰宅したときに、まっすぐ手を洗いに行ける動線があります。しかもLDKを通らないので、外から帰ってきたままの状態でリビングに入らずに済みます。
そして玄関前には広めのタイルテラス。LDKの南の窓ともつながっていて、外での過ごし方に幅が出る形です。
検討するなら、ここは確認を
- 収納率10.83%:ファミリークローク3帖とシューズクローク1.5帖、各室のクローゼット。数字としては控えめです。特にふとんや季節家電といった大物の置き場がありません。ファミリークロークの上部に棚を設けるなど、造作で補うことを前提に考えておきたいところ。
- 裏の廊下ぶんの面積:この隠れ通路は便利ですが、通るためだけの床でもあります。27坪という規模でこの廊下を持つ判断に納得できるかどうか。廊下沿いに収納を足せないか、聞いてみるといいかもしれません。
- 洋室4.5帖が2つ:衣類をファミリークロークに出す前提の広さです。机とベッドを置くとほぼ埋まります。お子さんが成長したときの家具配置を、一度描いてもらうと安心です。
- 北側の水回りの寒さ:浴室と脱衣室が北面に接しています。冬場のヒートショック対策として、断熱仕様と暖房の有無は確認しておきたいですね。
- 西側の個室の日当たり:洋室2つが西に並びます。午後の光は入りますが、午前中は暗くなりがちです。窓の位置と大きさを相談しておきましょう。
こんなご家族に向いています
- 朝と夜、家族と生活時間がずれる方
- リビングを通らずに寝室と水回りを行き来したい方
- 洗濯を1か所でまとめたい方
- 主寝室をゆったり取りたい方
- 27坪台の平屋で、3LDKを収めたい方
まとめ|裏道が1本あると、暮らしは静かになる
家族が同じ家に住んでいても、生活の時間帯は少しずつずれます。早起きの人、夜型の人、休日に寝ていたい人。そのたびにリビングを横切ると、誰かの時間を邪魔してしまいます。
このプランの隠れ通路は、その気遣いをなくすためのものです。キッチンから寝室まで、誰の前も通らずに行ける。ただそれだけのことですが、毎日のことなので効いてきます。
間取りを見るときは、「表の道」と「裏の道」が両方あるかを確かめてみてください。裏道が1本あるだけで、家の中の空気がずいぶん変わりますー。
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