45坪の土地 平屋の建て方 いざ最狭の土地へプラン

間取り紹介

概要

  • 延べ面積 :81.15㎡(24.55坪)
  • 部屋数  :2LDK
  • 玄関   :北入り
  • 間口(幅):6.37m
  • 奥行(縦):14.56m
  • 収納率  :11.23%

プランポイント

45坪の土地に平屋を建てたい。しかも間口は6.37mしかない。条件だけ聞くと、正直かなり厳しい部類です。それでもこの間取りは、LDK18.5帖と2つの寝室、そして3帖の脱衣室まで収めています。狭い土地で平屋をやるときの、ひとつの答えかなと思います。

ポイント①|間口6.37m。3.5間で平屋を成立させる

建物の寸法は6.37m×14.56m。間口が3.5間しかない、極端に細長い平屋です。

この幅だと、廊下と部屋を横に並べることができません。廊下を1本通したら、残りは2間ちょっと。部屋として使いにくい寸法になってしまいます。

そこでこの間取りは、廊下を作らずに部屋を南北に連結させました。通路を独立させないことで、限られた幅をすべて居室と収納に使い切っています。細長い土地では、まずここが分かれ道になります。

ポイント②|北・中央・南で、性格の違う3つのゾーンに

北側に水回りと玄関、中央にLDK、南に寝室。奥行14.56mを3つに割った構成です。

朝と夜に使う水回りが北、日中使うLDKが中央、夜だけ使う寝室が南。使う時間帯でゾーンが分かれているので、生活音が混ざりにくくなります。

そして一番いい場所である南側を、寝室に充てているのがこの間取りの判断です。細長い平屋だとLDKを南端に置きたくなりますが、そうすると玄関からLDKまでが遠くなる。中央に置くことで、どこからも近いLDKになっています。

ポイント③|24.55坪のうち、LDKに18.5帖

延床24.55坪、つまり81.15㎡。そのうちLDKが18.5帖(約30㎡)です。全体のおよそ4割をLDKに充てています。

部屋数を2LDKに絞ったからこそ確保できた広さですね。3LDKにしていたら、この面積は取れません。

キッチンは東側の壁沿いにあり、冷蔵庫もその並び。LDKの中央から西側にかけては、ダイニングとリビングが並びます。西側にはデッキが続いていて、外に視線が抜ける形です。

ポイント④|脱衣室3帖とファミリークローク1.5帖が隣り合う

北側の水回りは、浴室2帖、脱衣室3帖、そしてファミリークローク1.5帖という並びです。洗濯機は脱衣室の中にあります。

この規模の家で脱衣室に3帖を割くのは、かなり思い切った配分です。ただそのおかげで、洗濯機を回して、その場で干して、隣のファミクロにしまう、までが完結します。

洗面所は脱衣室とは別に、廊下側に独立しています。玄関ホールからすぐなので、帰宅してLDKに入る前に手を洗える位置ですね。

ポイント⑤|2LDKという割り切り

寝室は主寝室6帖と洋室5.2帖の2つ。潔く2LDKです。

ご夫婦2人、あるいはお子さん1人までのご家族を想定した構成ですね。土地の条件から逆算して、無理に部屋数を増やさなかった。その判断が、LDKの広さと脱衣室3帖という余裕につながっています。

検討するなら、ここは確認を

  • 隣家との距離:間口6.37mということは、東西の壁が敷地境界に近くなります。東西面の窓の位置は、隣家の窓と正対しないように調整が要ります。この点は土地が決まった段階で必ず検討したいところです。
  • 東西方向の採光:南北に長い建物なので、南北の壁は短く、東西の壁が長くなります。つまり採光の主役が東西面になるということです。隣家が建て込んでいる場合、ハイサイドライトや天窓の検討が現実的な選択肢になります。
  • 2LDKという割り切り:お子さんが2人以上になる可能性があるなら、この間取りのままでは対応できません。将来的に洋室を仕切るのか、増築するのか、あらかじめ考えておきたいところです。
  • 収納率11.23%:標準よりやや控えめです。ファミクロ1.5帖とシューズクロークが主な収納になります。季節家電や来客用布団の置き場は、別途決めておくと安心かなと思います。
  • 南北の移動距離:奥行14.56mあるので、北の浴室から南の寝室までは相応に歩きます。廊下がないぶん体感は短いですが、実距離は把握しておいてください。

こんなご家族に向いています

  • 間口の狭い土地で平屋を建てたい方
  • 45坪前後の土地をお持ちの方
  • ご夫婦2人、またはお子さん1人までのご家族
  • 部屋数よりLDKの広さを優先したい方
  • 洗濯まわりに余裕がほしい方

まとめ|狭い土地の平屋は、廊下をあきらめると成立する

間口の狭い敷地で平屋というと、まず「無理では」と思われることが多いんですよね。実際、廊下を1本通そうとした時点で成り立たなくなります。

でも廊下をあきらめて、部屋から部屋へ直接つなぐ構成にすると、話は変わってきます。この間取りがLDK18.5帖を確保できているのは、通路のためだけの面積をゼロにしたからです。

45坪の土地でも、条件次第で平屋は建ちます。2階建てを前提にする前に、一度平屋で描いてもらってみてください。思っていたより可能性はあるかもしれませんー。

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家づくりは、限られた期間のなかで、土地のことも住宅ローンのことも同時に決めていかなければなりません。仕事や子育てのあいまに、ご家族の意見をまとめながら、というのは本当に大変です。しかも敷地条件や住む人が違えば、同じ答えは一つとしてありません。正解のないものを一人の担当者だけと決めていくのは、やはりリスクがあります。
複数の設計士の目を通すこと、いわばセカンドオピニオンを受けることで、そのリスクはぐっと減らせます。今のプランのどこが引っかかっているのか、それを言葉にするお手伝いから始めましょう。

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